登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

パタゴニア

雪山テント泊で使えるハクキンカイロ

雪山でのおすすめ防寒グッズ

ハクキンカイロ

厳冬期のテント泊。
寒さを通り越して、痛みと筋肉疲労との戦いです。

マットやシュラフ、防寒着で武装しますがそれでも熟睡できないこともあります。

そんな時、使い捨てカイロは、気温が低すぎると全然温かくなりません。

なので、私はハクキンカイロを持って行きます。
日帰りでもビバークに備えて必ずザックに入れておきます。

ハクキンカイロはベンジンやジッポのオイルで、一般的な「ハクキンカイロスタンダード」というモデルで最大24時間発熱が続きます。
またその温かさは使い捨てカイロの13倍と言われています。

では早速使い方を紹介します。

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ハクキンカイロ

ハクキンカイロ本体
オイルを量って注入する容器
フリースの専用ポーチ
ジッポオイル

私はコンビニでも入手できるジッポのオイルを使うことがほとんどですが、話によるとハクキンカイロ専用ベンジンの方が温かくなるそうです。

ハクキンカイロの使い方

①まずハクキンカイロの蓋を開けて、火口を取り外します。
新品の時は本体に詰まっている綿を口から5~6ミリ押し込んで空間を作っておきます。
でないと燃焼反応するための空気が足りなくなってしまうそうです。
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②火口を外した部分に、オイルを量る注油カップを差し込みます。
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下の線で6時間

上の線で12時間です。
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2杯まで入れられるので最大24時間になります。
※新しいうちは、高温になりやすく、持続燃焼時間も短い傾向にあるようです。

③オイルを必要な時間量入れたら、90度にひねります。
そうすると、オイルが下のタンクに落ちて行きます。
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④注油カップを外したら、本体を逆さにして、ボディを数回ペコペコ押します。
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こうすることで、余分なオイルが抜けます。
余計にオイルが入っていると、着火したときに一気に火が着いて危険です。

オイルが手や服に付着していると危険なので乾かすか拭き取るかします。

⑤火口を取り付け、ライター(マッチ)で火口の中のプラチナ触媒という綿に2~3秒火を付けます。
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実際に燃えるわけではないので炎は見えません。
このプラチナ触媒と気化したオイルが反応して熱くなるそうです。

着火できたかどうかは、ハクキンカイロの蓋のフチを触媒に近づけると、蒸気で曇るのでわかります。
暗闇だと赤くなるのですぐにわかります。
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⑥本体に蓋をして、フリースのポーチにしまいます。
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ポーチに入れないと本体がかなり熱くなりますので持っていられない程です。
何か可愛いポーチを作りたいのですがなかなか・・・。

私はポーチに細引きを付けて首からぶら下げます。
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専用のベルトもありますし、ストッキングに入れて体に巻き付ける人もいるそうです。

それにCHUMSのこんな可愛いポーチも発見!!!

ハクキンカイロの温かさ

実際の温かさは、使い捨てカイロは直接体にくっつけるので、その箇所は温かく感じるのですが、ハクキンカイロは空間全体を温かくすることができます。
ですので、シュラフの中に入れておくと、結構温かく感じます。
本体剥き出しでは熱くて触れないほどになります。


一度寒くて眠れないという同行者に貸してあげたところ、「天国だぁ」と言っていましたので、あると無いとでは違うのだと思います。

アイスクライミングのビレイ中にもおすすめですよ♪
chi-sk8.hatenablog.com

値段も安く、交換部品もあるので長く使えるアイテムだと思います。
もちろん小屋泊でも持っていると快適です↓
www.chillpaine.com


おすすめですよ♪

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