登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

唐松岳 日帰り ルート詳細

 

唐松岳 ロープウェイを使って日帰り登山 9月

 

f:id:chi-sk8:20170903162730j:plain

2017年9月2日(土)

夏休みの奥穂~ジャンダルム、そして木曽駒ケ岳を終え、現実世界に戻って一週間。

さっそく山パワーが切れかけてしまいました。

これは充電が必要だ。

www.chillpaine.com

今回は仕事の疲れもあったので、ロープウェイが利用できる唐松岳に行ってきました。

 

唐松岳は北アルプス入門の山と紹介されることが多く、ロープウェイ、リフトを使ったら1800メートルまで標高が稼げます。

どんな山なのか、ワクワクしながら高速道路を一路白馬へ。

 

唐松岳 ルート

 

 

 

アクセスと駐車場

コンビニ

東京からは車で約4時間程。

中央道安曇野I.Cを降りて、コンビニで食料を仕入れます。

八方尾根までの道中にコンビニはたくさんあります。

現地にも白馬駅の近くにローソンがありますので、山によくある「最終コンビニ」を意識しなくても大丈夫です。

ガソリンスタンドは、夜中は1箇所だけ営業していました。

 

駐車場

f:id:chi-sk8:20170903162846j:plain

 

駐車場は、ゴンドラリフトアダムの乗り場の真横にあります。

夜中に到着する場合は、「こんな道の先にあるの?」と思う程狭くて暗い道の先にあります。

駐車料金は1日500円。今回は朝になっても6時の時点でまだ空いていました。

もちろん深夜でも入庫可能です。

トイレはアダムの駅舎の中にあります。自販機もあります。

 

八方アルペンライン

八方アルペンラインというのは八方駅から八方池山荘まで3つあるリフトの総称です。

これを利用することで、一気に標高1830mまで20分ちょっとで行けちゃいます。

 

料金

料金は大人往復2900円。

発売日を含む3日間有効なので、泊りの山行ももちろんOKです。

モンベルカードやJAFカードで割引になるそうです。

 

営業時間

営業時間は時期によって変わりますので、HPで確認すると良いですね。

今回は始発7:30、チケットの販売は7:15分から。

下山の最終便は上の第1ケルン駅が16:30でした。

 

6:00に起床してゆっくり準備します。

車中泊も気温が涼しく、というか少し肌寒く、毛布を被ると丁度寝やすい季節になりました。

7:30ちょっと前からチケット売り場に列が出来ていました。

それでもゴンドラがどんどん来ますので、それほど待つことはありませんでした。

すこし肌寒いので薄手のソフトシェル、お気に入りのホグロフスを羽織って丁度良い気温でした。

 

 

 

八方尾根ゴンドラリフト「アダム」

f:id:chi-sk8:20170903162921j:plain

八方駅から兎平まで8分の空中散歩です。

標高は770mから1400mへ。

上に向かって右は牛の放牧地帯になっていて、たくさんの牛が朝ごはん中でした。

 

f:id:chi-sk8:20170903163137j:plain

 

アルペンクワッドリフト

f:id:chi-sk8:20170903163217j:plain

兎平から黒菱平まで7分。

黒菱平で標高1680m。

リフトは4人乗り。ザックは前で抱きかかえます。

f:id:chi-sk8:20170903163411j:plain

 

グラートクワッドリフト

おなじく4人乗りのリフト。

5分ほどで終点の八方池山荘に到着です。

f:id:chi-sk8:20170903163508j:plain

 

登山ルート

八方池山荘から第3ケルン

八方池山荘から第3ケルンまでは、標準タイムで登り1時間、下りは40分です。

f:id:chi-sk8:20170903163515j:plain

お花がたくさん咲いています。

その種類も多く、高山植物が好きな方には本当にオススメです。

 

唐松岳、いざゆかん!

 

すぐに分岐が現れ、上に向かって右が登山道、左が散策ルートになっています。

分岐に気付かず、散策ルートを進んでしまいました。

f:id:chi-sk8:20170903163700j:plain

登山ルートは下山で使ってみます。

しっかり整備された木道です。

勾配もゆるく、霧の中でも、その先に浮かぶ景色を追いかけて歩くのはとても気持ちいい。

汗ばんできたのでTシャツ1枚に。

 

第2ケルンとトイレ

f:id:chi-sk8:20170903163646j:plain

 

唐松岳はケルンが多く、地図を確認してもほとんど一本径なので、大小様々なケルンを見つけながら進んでいきます。

 

遠くにケルンの影を見つけると、まるで宝物を見つけたように、「あっ!あった!」と声が出てしまいます。

 

第2ケルン(息ケルン)の手前にトイレがあります。

f:id:chi-sk8:20170903163658j:plain

ここは水洗式で綺麗なトイレです。

このトイレの裏手で登山ルートと合流しています。

この先は唐松山荘までトイレはありませんので要注意です。

念のための簡易トイレとツェルトもザックの中に(苦笑)

 

 

トイレを済ませたら、ガンガン進みます!

f:id:chi-sk8:20170903171217j:plain

 

本当にお花がたくさん。

天気が悪くても楽しめますね。

f:id:chi-sk8:20170903171356j:plain

 

第3ケルンと八方池

魔女の帽子のような形の第3ケルン

f:id:chi-sk8:20170903171514j:plain

 

 

ここから下に降りると有名な八方池があります。

 

八方池の湖面に映る逆さの不帰剣が有名で、それを目当てに登ってくる方も多いそうです。

f:id:chi-sk8:20170903171507j:plain

今日は残念。

ガスで山が見えませんので、八方池には寄らずこのまま進みます。

 

第3ケルンから丸山ケルン

 

ここからは登山道ですので、装備が必要です。

f:id:chi-sk8:20170903171535j:plain

 

この辺りからはゴツゴツした岩場になってきます。

f:id:chi-sk8:20170903171534j:plain

 

ガスに煙る山の影。

稜線歩きが比較的お手軽に楽しめますので、初心者からベテランまで楽しめるのがわかる気がします。

 

f:id:chi-sk8:20170903172013j:plain

 

晴れていたらもっと素敵な眺望だったでしょう。

f:id:chi-sk8:20170903172150j:plain

 

地味な傾斜でも登り続けてきた疲労の蓄積で、それなりに疲れます。

f:id:chi-sk8:20170903172158j:plain

 

途中、バナナでエネルギー補給!

アミノ酸等のゼリーもお手軽ですが、自分でもぐもぐ噛んで食べる方が、力が出る気がします(笑)

 

f:id:chi-sk8:20170903195316j:plain

 

この区間の標準タイムは、登り1時間40分、下り1時間です。

 

岩が滑るなぁと思ってよく見たら、青い岩が。

谷川岳によくある蛇紋岩ですね。

f:id:chi-sk8:20170903163554j:plain

乾いていても良く滑るので、ベタ足を意識します。

 

下ノ樺、上ノ樺の間はダケカンバの樹林帯です。

f:id:chi-sk8:20170903172222j:plain

樹々がガスを避けていてくれているようで、明るい緑のトンネルを抜けます。

見上げると樹々の間から見えるのは明るい乳白色のみ。

異世界にいるようです。

 

f:id:chi-sk8:20170903195329j:plain

 

ここの道は土がむき出しの箇所が多く、雨の下山時は滑りやすそうです。

f:id:chi-sk8:20170903201608j:plain

 

かなりハイペースだったため、身体から湯気が出ています(笑)

 

f:id:chi-sk8:20170903201706j:plain

 

 

扇雪渓

f:id:chi-sk8:20170903201716j:plain

森の切れ目から急に雪渓が姿を現しました。

 

f:id:chi-sk8:20170903201726j:plain

雪渓の周りは座るのに丁度良い岩がゴロゴロしています。

ここで休憩する人が多かったです。

雪渓の上を撫でた風が、身体の熱気をさらってくれます。

 

先月はこの近辺で滑落事故もあったそうです。

なぜこんなところで!?という気がしますが、それが山の事故なんですね。

気を引き締めて先に進みます。

 

丸山ケルン

ここで一段と景色が開けます。

f:id:chi-sk8:20170903201738j:plain

 

小高いてっぺんにちょこんとケルンが見えます。

f:id:chi-sk8:20170903202037j:plain

 

丸山ケルンに到着です。

f:id:chi-sk8:20170903201743j:plain

 

天気が良ければ、向かって左から、五竜岳、唐松岳、白馬三山まで見渡せます。

 

丸山ケルンから唐松山荘

 ガスが濃さを増して、乳白の中に幻のような山影が見え隠れします。

f:id:chi-sk8:20170903202308j:plain

 

これはこれでメルヘンな雰囲気で楽しい。

f:id:chi-sk8:20170903202518j:plain

 

一瞬、ガスが掃けると、空は変わらずそこにありました。

f:id:chi-sk8:20170903202413j:plain

 

先が見えてきました。

f:id:chi-sk8:20170903202630j:plain

 

山荘までは登り50分、下り40分です。

f:id:chi-sk8:20170903202609j:plain

 

ここからはガレ場になります。

f:id:chi-sk8:20170903202701j:plain

 

 

木道は雨で濡れたり、霜が付く季節は滑りそうですね。

f:id:chi-sk8:20170903202649j:plain

 

山側は落石防止のネットが張られています。

 

稜線の南側をトラバース気味に進んで行きます。

f:id:chi-sk8:20170903202721j:plain

クサリやロープが張られていますが、普通に通過できます。

 

さすがに疲れてきました。

思えばずーっと登りっぱなしでした。

緩斜面が多いので、ついついハイペースで登ってきてしまったせいでしょうか。

 

ここを右に巻くと、

 

f:id:chi-sk8:20170903202745j:plain

唐松山荘が見えました。

 

結局標準タイムを1時間以上短縮してきました。

 

唐松山荘

f:id:chi-sk8:20170903202800j:plain

唐松山荘のトイレは一日に何回使用しても300円です。

自販機もあるし、食事もできます。

 

唐松の姿が見えました。

綺麗だなぁ~。

手のひらで撫でたようななめらかな稜線。

あそこを歩くんだ!とワクワクすると同時にお腹が減ってきました。

 

f:id:chi-sk8:20170903224011j:plain

 

伊那前岳のような長閑な雰囲気の山容です。

www.chillpaine.com

 

アタックする前に食事にします。

コンビニで仕入れた、のり巻き、サンドイッチ、バナナ、ゆで卵・・・

食べ過ぎです(笑)

 

寒いのでソフトシェルを羽織ます。

時折姿を現す太陽が、暖かい。

 

唐松山荘から唐松岳山頂

さあ、いよいよ頂上にアタックです。

f:id:chi-sk8:20170903224247j:plain

ここからは往復で35分程です。

山荘前に荷物をデポして空身で登る人も多く見かけました。

緩い斜面を登っていきます。

 

コマクサがまだ残っていました。

f:id:chi-sk8:20170903224213j:plain

 

他にも色々なお花が咲いています。

f:id:chi-sk8:20170903224135j:plain

 

f:id:chi-sk8:20170903224240j:plain

 

 

不帰剣も見えます。

f:id:chi-sk8:20170903224302j:plain

 

食べ過ぎたせいか、急に身体が重くなったように感じます。

また、お花を見るのに急に立ち止まったり、しゃがんだりするのも、心肺を乱しますね(汗)

 

上を見上げると、空に向かって登っているような感覚です。

f:id:chi-sk8:20170903224545j:plain

 

 

やった~、登頂です!

f:id:chi-sk8:20170903224557j:plain

 

山頂にも人がたくさん。

みんな笑顔です。

お話をしてみると、はじめての北アルプスという人が多かったです。

 

登っているときは晴れていたのですが、頂上についたらガスが(泣)

f:id:chi-sk8:20170903224651j:plain

 

一瞬ガスが晴れると、空の真ん中に五竜岳が姿を現しました。

う~ん、晴れていたら絶景のパノラマだったでしょう。

 

振り返ると

f:id:chi-sk8:20170903224645j:plain

 

白馬三山方面は

f:id:chi-sk8:20170903224620j:plain

 

どんどん混んできますので、ここでお弁当を食べたりするのは控えた方が良さそうです。

名残惜しいですが下山です。

 

下山のルート

下山は八方池山荘まで2時間30分程の道のりです。

f:id:chi-sk8:20170903224658j:plain

 

来た道をそのまま戻ります。

一泊できるなら、五竜までやるのもいいですね。

f:id:chi-sk8:20170903230104j:plain

 

ガスがさらに濃くなってきました。

夏山はガスっていても不思議と怖くありません。

f:id:chi-sk8:20170903230125j:plain

 

泊り装備の人もどんどん登ってきます。

こんなロケーションで、肌寒さを我慢しながら星空を見たりできるなんて、羨ましい。

f:id:chi-sk8:20170903230152j:plain

 

 

登りで時間を稼いだぶん、時間の余裕がありますので、下山の方がお花を見る回数が増えます。

 

f:id:chi-sk8:20170903230204j:plain

 

丸山ケルン

f:id:chi-sk8:20170903230229j:plain

 

 

唐松岳は虫がとても少ないように感じます。

いつもそうなのか、今日だけ特別なのか・・・。

f:id:chi-sk8:20170903230301j:plain

 

 

 

相変わらず蛇紋岩が滑ります。

f:id:chi-sk8:20170903230243j:plain

 

樹林帯の土も、ズリズリと、やっぱり滑りやすい。

f:id:chi-sk8:20170903230255j:plain

 

 

f:id:chi-sk8:20170903230307j:plain

 

 

f:id:chi-sk8:20170903230314j:plain

 

第3ケルン

f:id:chi-sk8:20170903230354j:plain

 

 

  

第二ケルンのトイレに寄ったら、登山道を進んでみます。

 

f:id:chi-sk8:20170903230834j:plain

 

誰も歩いている人がいなくて、貸切です♪

これだけ幻想的な中を歩いていると、なんだかふわふわと身体が軽くなったような錯覚。

f:id:chi-sk8:20170903230852j:plain

 

 

登山道の方もしっかり整備されていました。

 こちらの方が散策路より高い位置にあるので若干見晴らしが良いです。

下の人が歩いているところが散策コースです。

f:id:chi-sk8:20170903231136j:plain

 

木道を歩くポコッ、ポコッという音が小気味よく響きます。

歩く音、吐く息、おしゃべりの声、日頃の憂い、全てが乳白色のガスに溶けていきます。

 

f:id:chi-sk8:20170903231138j:plain

 

 

八方山ケルン

f:id:chi-sk8:20170903230836j:plain

 

最後は岩がごろごろした道を進んで、

f:id:chi-sk8:20170903231149j:plain

 

八方池山荘まで戻ってくると売店が空いていました。

 

ソフトクリームは300円!

私が小顔なのではなくて、ソフトクリームが大きいんです!

f:id:chi-sk8:20170903231150j:plain

 

まとめ

f:id:chi-sk8:20170904214141j:plain

魅力

北アルプス入門の山ということで、難易度は低く、危険ヶ所もほとんどありませんでした。

それでも、行動時間長いですし、大きなおにぎり型の山は、登りはずーっと登り、下りはずーっと下りなので、なかなか疲労感がありました。

 これで晴れていれば、絶景の稜線を歩けますが、今日のような天気でも、多品種多量のお花や、ガスに霞む山の影、と不思議な雰囲気が楽しめます。

 

また運が良ければ雷鳥にも出会えるそうですし、高山のシンボルとも言えるケルンが一層唐松岳の雰囲気を作っています。

 

これぞ北アルプス!と周り全てが山、山、山、と山の中を歩いているという感覚が、1番の魅力ですね。

 

注意点

木道の散策路、樹林帯の土の道は雨天だと滑りやすいので注意が必要ですね。

 それから蛇紋岩も滑りますので要注意です。

それから難易度の低い山だからこそ、油断せずに装備もしっかりしないといけないと思いました。

 

 

唐松岳、次来るときはどんな姿を見せてくれるのかな?

f:id:chi-sk8:20170903231131j:plain

また来るよ~。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加