登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

剱岳 難易度とルートの詳細 ポイントをまとめました

剱岳 登山の難易度とコース詳細 二日目

 

北アルプス、立山連峰、剱岳。

標高2,999m。荘厳な美しさと険しい姿から「岩と雪の殿堂」と称され、3000メートル峰が連なる北アルプスの中でも屈指の名峰です。

昨日は室堂から入り、剱沢に幕営しました。

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8/13

深夜03:00起床

今日はいよいよ剱岳にアタックする予定です。

しかし、昨夜から天気は雨。

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mountain forecast、ヤマテン、てんくら、SCWでチェックしますが、午前中に上がる予報。しかし回復が遅くなる可能性もあるとのこと。

剱沢から剱岳までは往復5~6時間。休憩や、渋滞も考慮すると、出発のリミットは10:00ぐらいかな?

仕方ないので10:00まで眠ることに。

 

10:00 テントのジッパーを開けるまでもなく、フライに落ちる雨粒のパラパラという音。

変わらず雨が降っています。

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これでは、仮にこの後止んだとしても、一枚岩や流れた泥が乗った岩の上は滑りそうだし、せっかくの景色が見えないのでは勿体無い。

明日アタックすることにして、今日はのんびり停滞します。

一緒にアタックするはずだったGABOさんファミリーは泣く泣く下山することとなり、再会を誓い別れを告げ、湿気の充満したテントの中へ戻ります。

 

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一日分食料が不足しますが、予備の食料を並べ、食いつなぐための作戦会議を開きます。

剱沢のテント場は売店が無く、5分程下った剱沢小屋まで買いに行く必要があります。

しかし最近はヘリが飛べず、売店はウイスキーしか販売していないため、さらに30分ほど下った剣山荘まで行かなければいけません。

しばらく悩みましたが、どうせ一日停滞するなら、飲み物くらいは贅沢したいので、雨が弱まった隙に剣山荘へ。

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コーラを購入して戻ります。

 

8/14

深夜3:00起床

すぐに身支度とトイレを済ませ、出発です。

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剱岳、いざゆかん!

 

ヘッデンを点けて行動します。

ヘッデンはブラックダイヤモンドのギズモ。

行動用ではないのでちょっと暗いです。

 ペツルのティカを持ってくる予定だったのに。

なんだか今回は忘れ物が多い。

 

 

剱岳 コースタイム

剱沢テント場→剣山荘0:25 (03:40出発)   

剣山荘→一服剱0:25

一服剱→前剱0:40

前剱→平蔵のコル0:30

 ※ここからは渋滞が始まります。

平蔵のコル→剱岳1:30(08:00到着)

 

下山はのんびり休憩しながら。

平蔵のコルまでの鎖場は軽く渋滞になっていました。

下山開始09:00

剣山荘到着13:00

 

 

 

剱岳 ルート詳細

剱沢→剣山荘

途中には雪渓(残雪程度)が3ヶ所あります。

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ポールがあると安心ですね。

ゴロゴロの岩ゾーンもあるので、昨日、一昨日と剣山荘まで買出しに行ったことが丁度下見になり助かりました。

目印が見えなくても覚えているので、後続のお客さんも案内しながら進みます。

 

剣山荘→一服剱

剣山荘でもこれから出発するお客さんが準備しています。

ここでポールをザックにしまいます。

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剣山荘の左脇から登っていきます。

一服剱への登山道はヘッデンの灯りが列をなし、勇気づけれられます。

ややガレた緩い砂利道をつづら折りに登っていきます。

道の両サイドは草が生えているので、迷うこともありません。

 

最初の鎖

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2番目鎖場

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まだ鎖を掴む程の場所ではありません。

2番鎖場を越えると一服剱です。

これからどんな岩場が待っていいるのだろうかと、胸が高鳴ります。

振り返ると別山の方角から、淡墨で刷いたようなガスを纏った山の姿が、光芒で浮かび上がっています。

夕べの空の名残や、古代オリエントの星辰の深い意味を持って今日がやってきました。

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一服剱→前剱

ここから先は武蔵のコルを越えると休憩する場所もありません。

高低差もあり、30分は動き続けるので、水分補給をして出発です。

 

武蔵のコルを通過し、7メートルの大岩を横切る3番鎖場を越えたところ。

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4番鎖場

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前剱直下は目印が見えにくいですが、岩の色で判断できます。

と思ったら、間違った方から登ってしまいました。

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岩が黒く、苔が生えているところは人が通っていない証拠ですね。

浮石も多いので注意。

 

大きなヒルもいました(汗)

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前剱の看板を発見。

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前剱→平蔵のコル

ここからは地図で確認したよりアップダウンが多いです。

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視界不良時は不安になりそうですね。

 

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右側は平蔵谷に切れ落ちています。

危険ヶ所ですね。

ラダーは思っていたより幅がありますが、傾いています(苦笑)

 

5番鎖場

岩が濡れているときは滑落事故も起こりやすい箇所だそうです。

※登り、下りが分かれていますので間違えないよう注意が必要です。

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平蔵の頭に向けて右上するバンドに沿って鎖を利用します。

20メートルのトラバース。緊張する。

なんだこりゃ!

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6番鎖場

乗り越えたらすぐに6番鎖場。20メートルほど平蔵谷側に下ります。

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鎖場を越えてもガレガレの浮石稜線ですので、気を抜かないように要注意です。

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ケルンのある鞍部。

ここは休憩しやすい広いスペースがあります。

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7番鎖場

平蔵の頭

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こんな所がいやらしい。

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そのままさらに高度感のある一枚岩を20メートルほど下ります。

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こんなルートを開拓した先人の不屈の精神を感じながら一歩一歩。

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8番鎖場

平蔵のコルです。短い鎖場です。

平蔵谷から雪渓を登ってきた山岳部の人達と合流します。

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平蔵のコル→剱岳頂上

壁沿いに進みます。

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9番鎖場

いよいよここからが核心と言われるカニのタテバイです。

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ここまでも、前剱からはずっと核心の連続に感じましたが、一体どんな岩場が待ち受けているのか、ドキドキします。

前を行く山岳部に習い、簡易ハーネスに繋げたパーソナルアンカー(セルフビレイ)を鎖にかけます。ビナは一枚。

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これだけでも安心感が全然違います。

鎖のアンカーボルト1ピッチづつ間を開けて、通過したら後ろに声をかけます。

 

待ち時間に山岳部の部長さんと世間話。

平蔵谷から登ってきたそうですが、「カニのタテバイの方が怖いっす」と。

 

見上げるとほぼ垂直の壁ですが、足場がしっかりあります。

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集中して、垂直に17メートル登ります。

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足場はしっかりありますが、何が怖いって、後続の人に落石しないよう、それから、手こずって遅くならないようプレッシャーによる怖さがありますが、落ち着いて。

ここでパートナーが岩の出っ張りに膝を強打!

かなり痛そうです。

このアクシデントが原因で、下山時に痛みが増し、膝を曲げられない事態となってしまいました。

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振り返ると・・・

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「遅くてすみません」と後ろのオジサマに一言謝ります。

「いいんだよ、安全第一ね」とオジサマの優しさに救われます。

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タテバイの前半を終了し、20~30メートルよじ登り、後半の鎖へ向かいます。

鎖の場所より、こういった鎖の整備されていない岩登りの方が危険だと感じました。

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後半の鎖場

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鎖が終わると、タテバイ、ヨコバイの分岐点です。

登りと下り共通のルートなので、譲り合いながら進みます。

落石に注意しながら鎖の無い岩を攀じ登ります。

手をかけた岩がボコッと浮きそうになる箇所もありましたので、押さえつけるように掴みます。

鎖場よりもこちらの方が怖い。

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5分ほどで平坦地に。

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まだ山頂の影が見えません。

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息を整え、水分補給をしたら進みます。

 

あと少し。

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早月尾根との合流地点を過ぎたら、頂上の稜線へ。

 

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剱岳神社のシルエットが見えてきました。

 

もうちょい!ガンバ!

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頂上です!

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念願の剱。

 

少しすると、ガスが晴れてきました。

「あぁ!空ってこんなに綺麗な色だったんだ!」

眼下の雲海は夏らしい綿のような雲。

グラデーションの宙のその天井は、刷毛で刷いたような雲が、秋を予感させます。

遠くへ続く峰々が雲から頭を出すのを眺めていると、幾百万年という太古の地史的イメージが、心の中で美しい抽象画のように燃えたり消えたりします。

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風で雲が刻々と流されて、まるで扉を開けたように現れる新しい世界。

息を大きく吸い込むと、剱の空気が香ります。

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山専ボトルに入れてきたコーヒーで乾杯します。

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遠い南の太陽と、波のように押し寄せ稜線を巻くガス。

それは下山の時間がギリギリに、論理的に押し寄せてきました。

いつまでもここに留まりたいと心から思いますが、下山ルートも気が抜けません。

渋滞も考慮し、出発します。

 

下山ルート
剱岳頂上→平蔵のコル

下山はさらに落石を起こす危険があるので要注意です。

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時間を焦ると、滑落したり、落石してしまうので、もう一泊する余裕があって良かったと思います。

歩き出してすぐに、パートナーがカニのタテバイで負傷した膝に痛みが出てしまいました。

曲げると激痛走るらしく、降りるときは痛めた側の足を伸ばしたまま、ぴょんっと降りることしかできません。

逆に登るときは、痛めた側は曲げられないので、反対の足から。

これではかなり動きに制限が出てしまいます。

おまけにポールを使えるようなルートでもありません。

痛み具合を確認しながら、休憩を多めにとって、負担の蓄積を防ぐ作戦にします。

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カニのヨコバイ

別山尾根一番の難所と言われ、毎年事故が起きています。

渋滞ができています。

最初の一歩の足場が見えないようです。

ポイント!

赤い矢印のすぐ真下に、しっかりステップがありますので、バックステップで

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右足から下ろします。

左足から下ろすと、二歩目に足がクロスしてしまいます。

出した足のすぐ横に反対の足を置くように進みます。 

しっかり腰を離して足元を見ると、足場はしっかりしていろのが分かります。

 

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ここでも鎖のアンカーボルト1つぶん進んだところで、セルフビレイをとります。

でも、ボルトごとに架け替えが面倒なので、いらなかったですね。

10メートルの鎖場をその名の通り真横に張り付いて進みます。

 

今度は垂直に5メートルの鎖を下る。

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足場が滑るので、腕力勝負ですね。

 

ハシゴは高度感もそれほどありません。

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途中、岩が飛び出しているので、ステップに足がかかりにくい箇所があります。

 

例のトイレ。

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中は壊れていて、緊急用の携帯トイレ用シェルターですね。

 

 

 

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次は向こうに、見えている平蔵のコル~頭。

俯瞰すると、あんなところにルートがあるんなんて考えられません。

黄色い矢印が登り

赤い矢印が下りのルートです。

 

11番目鎖場

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カニの横バイで高度感が麻痺していますが、難所には変わりないですね。

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平蔵のコル→前剱

12番目鎖場。

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20メートルの鎖場を平蔵の頭に向かって。

ここは滑りやすい一枚岩でした。

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そしてケルンのある広場に向かって下る。

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急傾斜の緊張感からやっと開放されて、ここで一息入れられます。

広場は広いので、お弁当を食べている人もいました。

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13番目鎖場は、上りのときに渡ったラダーハシゴの下り専用ルートです。

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前剱までは下り専用コースを進みます。

上りコースは頭上にありますので、落石に注意しながら進みます。

 

前剱→剣山荘

前剱を越え、振り返ると、剱が見守ってくれているようです。

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このあたりの鎖は使わなくても問題ありません。

注意ポイント!

でも、前剱を越えた安心感や集中力切れで、ここからが一番事故が多いそうです。

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一服剱が見えてきました。

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ここを過ぎると、ガレ場の連続で、かつ迷いやすいのでまだまだ気が抜けません。

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ずっとガレガレのいやらしい道が続き、疲労が溜まります。

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剣山荘が見えてきましたが、足元は崩れやすく、要注意です。

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お花畑も満開。

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剣山荘到着!

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コーラで乾杯して、

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ご褒美のおでんを注文します♪

他にもモツ煮、カレー、ラーメン、そば等、誘惑がいっぱい!!

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おでんを食べながら、剱沢を見ると、ひっそりとした谷間のテント場だということが分かります。

別山乗越の峰々の歯型は雲に隠れ、縞の振るえている碧い谷奥に、いくつもの弓型の岩稜帯。

すがすがしい光の差し込む朝のリビングの、テーブルに置かれたマッチ箱のような剱沢小屋。

その向こうにはカラフルな豆粒のテントたち。

東京の排ガスに滲むネオンの下でも、眼をつぶればすぐに思い出せるように、よく見ておこう。

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剱沢にガスが降りてきました。

剱御前の遠く向こうには黒い雲が忍び寄っています。

さあ、もうちょい!とテント場に向かいます。

途中の雪渓は暑さで崩壊していました。

恐る恐る通過します。

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剱沢小屋に立ち寄るとノースフェイスとのコラボTシャツを発見!

いいなぁ、かっこいいなぁ。

剱沢なんてなかなか来られないしなぁ・・・。

金額を見ると・・・私のお昼代2週間ぶん!!

 

山屋たるもの、汗臭いのは我慢するべし!

沢の水で洗濯して着干するのもありかっ!

と諦めようとしていたら、ちゃっかりパートナーが試着しています(怒)

ずるい!

下界で節約すればいいよね?

富山県警山岳警備隊の方たちも皆着ているし、これを着ればきっと山岳警備隊のように強くなれるはずだ!

日頃お酒もギャンブルもやらないし!

と、考えつく限りの理由で武装し、購入しました♪

 

そしてテン場に到着~♪

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剱を眺めながら、今日を振り返ります。

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大変な山ほど嬉しさはすぐに湧いてきません。

じわじわと、嬉しさと達成感がやってきます。

とにかく彫りが深い山肌、

剣を束ねたような稜線、

碧い遠方にある山頂。

眺めて登った道のりを辿りながら、私の夏が今日は終わろうとしています。

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剱岳登山のポイント

核心

核心はカニのタテバイとカニのヨコバイです。

カニのタテバイは、足場はしっかりしていますが、垂直に近い17メートルの鎖場は、後続のプレッシャーが怖いです。

足をしっかり決めて、登っていけば問題ありません。

不安な場合は、セルフビレイをとると良いと思います。

渋滞になることは間違いありませんので、大休止のつもりで焦らず待ちましょう。

カニのヨコバイは一歩目が出しづらいです。崖の矢印の真下にしっかり足場があります。バックステップで右足から下ります。出した足のすぐ横に反対の足を添えて進みます。

ここでも不安であればセルフビレイを。

※セルフビレイの際、カラビナの扱いに手こずると、アンカーポイントの架け替えに余計に時間がかかり危険ですので、使用する際は十分に慣れておく必要があります。

 

事前に岩場歩きの練習をしておくと良いかもしれません。

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意外な危険ヶ所

 下山時、前剱を越えると、連続した難所から開放され、集中力が切れます。さらに疲労の蓄積もあり、滑落するケースが多いそうです。

 

水分

岩場の通過は緊張で喉が乾きます。私の場合は、往復で2リットル消費しました。

途中に水場はありませんので、多めに持っていくと良いと思いました。

 

装備

夜明け前から行動する場合は、十分な明るさのヘッデンが必要です。

150ルーメン程の明るさなら安心だと思います。

ポールは雪渓通過のお守り程度で、必要ありませんでした。

手袋は、余計に滑りますので使いませんでした。(個人差はあると思いますが・・・)

 

 

落石

 前剱の手前からは、上りと下りのルートが分かれています。落石は、自分が落とすのも、頭上から落ちてくるのも十分注意が必要です。

「今落ちてきたら、あの窪みに伏せよう」、「今落ちてきたら、小走りで逃げよう」と常にイメージしながら歩きました。

また、岩を手で掴むときは、思い切り引っ張らず、押さえつけるようにします。

 

コースタイムと渋滞

山と高原地図などのコースタイムは、あくまで参考に過ぎません。

岩場が不慣れであれば、それだけ時間がかかります。

夏休みや連休、土日は混雑しますので、鎖場は渋滞になることもあります。

ロスした時間を巻こうとすれば、事故につながる危険もあります。

山行計画は、時間配分に余裕を持って、できれば予備日も設定しておくと良いと思います。

逆に、渋滞があることで、先行者がお手本になりますし、焦らずに進むことができました。

 

怪我

パートナーがカニのタテバイで膝を打撲し、時間差で下山時に激痛が出てきてしまいました。

怪我をしてもすぐには痛みが出てきません。今回は頂上手前で、かつ痛みがすぐに出てきませんでしたので登頂しましたが、もしアタック直後であれば、じっくり痛みを確認し、撤退の検討もしなければ、危険だったと反省しています。

あ、剱岳はヘルメット着用率100%でした。

 

 

 

 

新室堂乗越ルート編につづく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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