登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

木曽駒ケ岳 千畳敷 [日本有数の紅葉]を見ながら頑張らない登山

秋の木曽駒ケ岳でゆったりテント泊

 

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土日の度に天気が悪く、9月に至っては連続で台風が発生しています。

おまけに酷暑の影響が身体に出たのか、今頃になってバテが訪れました。

それでも山には登りたい!

というか、山に身を置きたい!

私の場合、山が好きな理由は、難易度の高い山に登頂する喜びが半分、山の環境で過ごす時間が好き、というのが半分です。

そこに身を置いて、日常では味わえな時間の流れを感じたり、自然の美しさや厳しさを肌で感じると、たまらなく幸せに感じます。

お恥ずかしい話ですが、以前山で死ぬような思いをしてから尚、厳しい自然と自分を対比させて、自分の立ち位置を考えるようになりました。

前置きが長くなりましたが、前回の山行は剱岳。

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そして、今回のテーマは「頑張らない登山」です。

 

 

雨量規制について

久々のテント泊です。

9/22

例によって、前日真夜中に菅の台バスセンターに到着しました。

すると張り紙が!

前日からの雨のため、雨量規制になっていました。

 

雨量規制も慣れたものです。

木曽駒にはほとんど毎月登っていますし、駒ヶ根周辺の遊び方も熟知しています。

昨年も雨量規制で一日車中泊しました。

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朝まで待ちましたが、微妙です。

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雨量規制の場合は、雨が止んだ後、6時間後にお役所が道路の確認をして、安全であれば解除されます。

駒ケ岳ロープウェイを運営する中央アルプス観光さんは、こまめにHPに情報をアップしています。

スマホと空を交互ににらめっこしながら、結局15時過ぎに規制解除。

テント泊なのでこのまま登っても十分設営に間に合うのですが、食料の問題もあり、時間をフルに楽しみたいので、今日は駒ヶ根~伊那周辺で遊ぶことにしました。

菅の台の駐車場が混む前に戻ってまた仮眠して、明日再挑戦します。

 

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ロープウェイの混み具合

9/23

寝すぎたようで、気づいたときにはバスの行列が!

連休の中日はさすがに混雑しますね。

結局1時間並んでバスに乗車。

しらび平も大混雑で整理券が配布されています。

登山客、観光客が入り乱れています。

しらび平駅にも自販機や売店がありますのでこんな時こそゆったりした気持ちで。

私の場合は必殺のどこでも仮眠(笑)

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番号が呼ばれたら、いよいよロープウェイに乗り込みます。

テント泊装備の大きなザックはバスでもロープウェイでも他のお客さんに邪魔で申し訳ない。

 

千畳敷に到着です。

 

千畳敷の紅葉

登山届けを提出したら、いよいよ外へ!

紅葉はう~ん・・・。まだ早かったようです。

あるいは台風の影響で色付きが悪いのか・・・。 

紅葉情報も、中央アルプス観光のHPや、宝剣山荘のfacebookで随時更新されています。 

空に向かって聳える岩の殿堂はいつ来ても、何度来ても素晴らしい景観です。

乾いた空気はすっかり秋めいて、薄い水色の背景に刷毛で刷いたような雲が留まっています。

 

木曽駒ケ岳、いざ、ゆかん!

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慣れた八丁坂をぐんぐん進みます。

観光のお客さんには登山のルールは通用しません。

横に広がって歩いている人も多いので、「すいませ~ん」と抜かせもらいます。

「頑張らない登山」がテーマなのに、気がつけばハイペースになってしまいます(反省) 

ゴリッ、ゴリッと岩を踏む音も、季節特有の乾いた空気に吸い込まれていきます。

夏の名残をつなぎとめるように、イワヒバリが鳴いています 

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登山道への分岐を過ぎると、徐々に道はボトルネックになるので、こちらも上は渋滞になっています。

「頑張らない登山」なので、渋滞も大歓迎です。

ゆっくり、ゆっくり、急傾斜を前かがみに登っていきます。

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オットセイ岩もいつもどおり宝剣を見上げています。

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ここまで来ればもうちょい。

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40分ちょっとで乗越浄土に到着です。

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なんだかんだ久しぶりですが、いつも変わらず横たわっている伊那前岳。

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太陽を背負い、天空にその勇姿を突き刺す宝剣岳。

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正面に望む中岳の稜線もくっきりしています。

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秋の空は近く感じます。

 

そして、大好きな宝剣山荘。

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台風の影響が心配でしたが、可愛い青色の屋根に、人の営みを感じます。

 山荘のスタッフさんにご挨拶します。

支配人さんも大忙しでお客さんの対応をしています。

今日の下界の混雑状況を伝えると、いつものお姉さんも気合を入れています。

 

さぁ、良い幕営スペースを確保するため、頂上山荘へ! 

山荘の裏側を進むと、単管を組んで何やら修理していました。

厳しい冬が越せるよう、台風の影響で壊れてしまった所を直しているようです。

 

今日も巻き道から進みます。

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注意!危険ヶ所

 

中岳の巻き道は、岩の斜面をトラバースするようになっていますので、岩場歩きに慣れていなかったり、天候が悪いときは危険です。

必殺の「おしり三点確保」はザックが大きい時は気を付けないと、そのまま前転してしまいます。

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岩場歩きはワクワクします。

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ここを越えると・・・

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頂上山荘テント場

頂上山荘が見えてきました。

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久々の我が家です。

テント場もそれほど込んでいません。

 

荷物を置いたら、受付に向かいます。

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誘惑のポスター・・・

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いつもの力持ちのお兄さんは、今年は頂上山荘の勤務だそうです。

お兄さんがいるだけで、なんだかここの安心感も違います。

 

テントはアライテントのエアライズ3。

目印のタルチョを張ったら、我が家の完成です。

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さて、いつもならこの後駒ヶ岳を踏むのですが、今日は「頑張らない登山」なので、再び宝剣山荘に向かいます。

 

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宝剣山荘の魅力

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またまた巻き道を通って、あっという間に宝剣山荘です。

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お目当ては、山荘の窓から伊那前岳を眺めながらいただく食事です。

宝剣山荘の大きな魅力はこのロケーションですね。

中央アルプスの一番良い場所にあり、ちょっとお散歩すると中ア全体が見渡せたりします。

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コンビニで調達した弁当やバナナ、お菓子。

ここで食べるだけでご馳走に変身します。

そして食後には美味しいコーヒーを注文します。

 

厨房のカウンターを見ると、「HOT SNACK」と書かれた保温器が!!!

揚げドーナツにアメリカンドッグ、数量限定の焼きそばまで!

ついつい焼きそばを注文しました。これがびっくりするぐらい美味しい♪

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来月は健康診断なのに・・・(苦笑)

 

山荘の中は、厨房からの美味しそうな匂いが漂い、軋む床の音にガラス戸を引く音。

人間の営みの暖かさに溢れています。

山荘の前は、登ってきた人、これから帰る人の往来で賑やかです。

もう9月。今年はあと何回ここに来られるかな?と考えるとちょっぴり寂しくなります。

 

さて、あんまり長居するのもお邪魔なので、そろそろテント場に戻ります。

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またまた巻道から。

ここから振り返る景色も好きです。

秋特有の淡い色彩と乾いた風。

眼を閉じると太陽の温かさと風の冷たさが流れていくのを頬に感じます。

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頑張らない登山の夜

木曽駒に来たときは、そのアプローチのしやすさから、荷物がたくさん担げますので、いつもは豪華なご飯を作ります。

でも今回は頑張らないので、簡単に済ませます。

メスティンでごはんを炊いたら、湯煎のレトルトで済ませます。

ごはんと具のバランスがおかしい中華丼(笑)

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食後は夕日を眺めながらお散歩します。

さすがに寒くなってきました。

ダウンを羽織ってくればよかった。

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まわりのテントもランタンが点き始めると、マジックアワー・・・空は青い薄明に変化します。

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秋のテント泊の服装

・シュラフ・・・モンベル バロウバッッグ♯3

・ユニクロのステテコ

・ナンガポータブルダウンパンツ

・速乾Tシャツ

・パタゴニアナノパフ

・モンベルのゾウ足

 

マットはサーマレストの一番ベーシックなリッジレストクラシック

 

足が若干寒かったですが、眠ることはできました。

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寒さで何度か目覚めましたので、カイロでもあればよかったと思います。

 

朝の寒さは頑張りが必要

朝ものんびり起床します。

いつものことですが、シュラフから出るのは勇気が必要です。

先にパートナーがお湯でも沸かしてくれないかな~、と寝たふりを続けます。

私の思いが通じたのか、暖かいコーヒーが出てきました(懺)

 

陽が高くなるにつれて気温も上がってくるのがわかります。

こんな時は、意外と外の方が暖かく感じます。

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斜光に照らせれて、夏の名残をつなぎとめるように風に揺れるお花。

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寂しさを飲み込みながらパッキングを済ませます。

そろそろここも小屋閉めです。

トレーニングの為にパートナーのガッシャブルムと交換させてもらいました。

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下山は中岳を経由します。

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ここで一番すきな景色を見るために。

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宝剣山荘にご挨拶をして、八丁坂へ。

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秋色の千畳敷目掛けて進みます。

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まとめ

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 木曽駒ヶ岳は、ロープウェイがあることで、他の山と比べ、特殊な状況になっていると思います。

テント場までの歩行時間が短いので、登頂せずにテン場でのんびりする人もけっこういます。

私の場合も同様、身体が疲れているときこそ、「そうだ!木曽駒でのんびりしよう!」とテントを担いで登ってしまいます。

 

逆に、歩行時間が短い反面、ここは立派な高山ですので、危険もあります。

例えば、

・ロープウェイで急に高度を上げることで起きる高山病

・高山特有の急な天候の悪化

・他の山に比べ急峻であるため、急登でバテてしまいフラついて転倒

などなど。

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ですので、いつも体力、装備、知識をしっかり身に付けて、素敵な山行にしなければと気持ちを引き締めています。

 

おいでなんしょ!木曽駒ケ岳!

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