燕岳 日帰り登山
6月18日(土) 快晴

燕岳は北アルプスの女王と呼ばれています。
日本三大急登のひとつ「合戦尾根」があり、急登好きの私はとてもワクワクします。
あとの二つは、烏帽子岳に向かうブナ立尾根↓
夜間のアクセスに注意
燕岳をやろうと深夜の高速をひとっ飛び!
安曇野ICを降り、細い山道を恐る恐る登っていきます。
漆黒の闇の中、連続するカーブを一つひとつ慎重にクリアしていきます。
中房温泉第一無料駐車場に1:30到着しました。
朝まで車で仮眠をとります。
慌てて出発したので、シュラフを忘れてしまい・・・
寒かった!!
アプローチ
5時に駐車場を出発し、登山口(中房温泉)を目指します。


すぐに中房温泉に到着し、登山届けを提出します。


燕岳! いざゆかん!
樹林帯
燕岳は北アルプス三大急登のひとつ、合戦尾根を登るのでドキドキ・わくわく。
先週の谷川岳西黒尾根に引き続き太腿もドキドキしています。
谷川岳 天気はWX Fine - 登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~
出だしから急登がお目見えです。

最初は樹林帯をどんどん進みます。
登山道は比較的歩きやすいです。
20分で第一ベンチ到着です。

ここは水場もあります。
水場は崖下にあり、上から見ると水が流れているのが見えない程、透明で綺麗です。

早く綺麗な景色を見たいので、先に進みます。
30分で第二ベンチ到着。

虫が顔にたかり集中力が切れると怖いので、お手製のハッカ水を自分に吹きかけます。
スっとするいい匂いで風が吹くだけで涼しく感じます。
今回は重曹も入れてあるので体を拭くこともできて汗臭くもなりません。
作り方↓
さあ~ガンガン登ります。
第三ベンチ到着。さすがに太腿に心地よい疲労感が溜まってきました。

先週の谷川岳でだいぶ鍛えられたかな?
と余裕なことを考えていましたが、この後、さらなる急登が待っているとは・・・
この時は 知る由もない。
富士見ベンチを目指して再び登ります。
丁度、疲れる頃にベンチが現れるので助かります。
富士見ベンチ到着。

ここで重大なミスを・・・
休憩を10分もとってしまったため歩き出すと足がダルくなっていました。
地図を確認すると等高線が若干開いていたので、ここからは少し楽になるのかな?
と思っていたのですが・・・甘かった!
さらに傾斜がハードになっていました。
休憩→息が上がる→パンプアップ→クライマーズ・ハイ→休憩の悪循環です。
休憩の仕方は今後の課題です。
しばらくすると「ウィーン」って音が聞こえ、なんの音だろうと思っているうちに
合戦小屋に到着。

音の正体は、荷上げリフトでした。

そして、楽しみにしていたスイカは6月25日から販売だそうで今回はお預け・・・
ここまでスイカのために頑張って来たのに・・・残念。
山チョコを食べて気を取り直して出発します。
山チョコは暑くても溶けにくいので、夏でも悲惨な目に会いません。
というか普通に美味しい♪
ナナカマドのトンネルがあります。

花はまだチラホラですが、黄緑の葉っぱが太陽に透けてとても綺麗です。
この辺りから道の様子が少しづつ変わり、岩が増えてきました。
合戦の頭を通過。

ちゃんと三角点があるんですね。
残雪もありました。

槍を見ながら
ふと見上げると槍が見えました!!
テンションが上がります♪♪

こんなに良く見えるなんてラッキーです。
ここからは槍を見ながら登ります。
途中クサリ場も1ヶ所ありました。

今回は必要ありませんでしたが、積雪期や雨のコンディションでは安心ですね。
そこを越えると燕岳山荘が見えてきました。
あと少し ガンバ ガンバ。

気合を入れますが・・・
なかなか山荘に辿り着きません。

さらに山荘直前の心折れそうになる長い階段。
太腿もパンプアップしていますが、あと一息。
燕山荘
9:30 燕岳山荘にやっとの思いで到着。


北アルプスが一望できます。

美しすぎる。
日差しが強いのでサングラスを持ってきてよかった。
例の像も眩しそうでしたので帽子を被せました。ワラ

テン泊の方たちも沢山いました。
テン場は残雪の上なので竹ペグは必要かもしれません。
スコップは貸出しているようでした。
こんなところに泊まれるなんて羨ましい。
昼食
大絶景を見ながら少し早いお昼ご飯です。
「クライマーご飯」シリーズです。

今回はカレーヌードルにシーチキンおにぎり。
お味は・・・普通に美味しい。(普通ってなんだ!と怒らないでくださいね)
これはオススメです。
ピークアタック
お腹も満足したので、頂上目指して再び出発。

燕岳山荘から頂上は30分で到着する予定です。
有名なイルカ岩。

真っ白な花崗岩。

丸みを帯びた花崗岩のモニュメントが美しくてまるで別世界。

そして夏の高山には欠かせないチングルマ。

落ちたら最低でも大怪我ですね。

優しい雰囲気で、北アルプスの女王と呼ばれているのが頷けます。

全てが絶景です。
燕岳頂上に到着。標高2763メートル。

ここから北燕岳を目指します。

人も少なくて、気持ちいい稜線歩き♪

頂上手前は少しハードです。

北燕岳に到着~!標高2723メートル。


三角点はありません。
燕岳より人が少なく貸切状態で、大パノラマをゆったり満喫しました。
東沢乗越方面の稜線が綺麗です。

このまま進んで、東沢乗越~西大ホラ出合をグルッと一周して下山するのも楽しそうですね。
まだ時間がたっぷりあるので燕岳山荘に戻りコーヒータイム。

パーコレーターを持ってくるのを忘れたのが悔やまれますが、山荘のお姉さん方はみんな親切で可愛いので、ヨシとします(笑)
槍、穂高、表銀座を眺めながらうっとりタイム。

幸せな時間はあっという間に過ぎていきます。
山荘でお土産にオリジナルスタッフバックを買いました。
燕岳Tシャツも新色が出ていましたよ。
それから山荘は室内はもちろん、トイレも綺麗で、女性登山者が多いのもわかります。
うんうん。
名残惜しいですが14:30になってしまったので下山を開始します。
この時間でも登って来る登山者が多かったです。
小屋泊なのでしょうか。
お天気も良かったのでモルゲンルートが見れるなんて羨ましい。
次回は是非泊まりで来たいと思います。
そんなことを考えなが来た道を戻ります。
樹林帯まで降りてくると・・・
いつもの、
「こんな場所通ったっけ?」
「こんなに歩いたっけ?」
と思うくらい距離が長いように感じる症状が(笑)
結構雑な足運びで下ってしまったため、膝に違和感が!!
来週も山が待っていますので、念のため「ニューハレテープ」でテーピングします。
普通のキネシオよりも貼りやすく、角が丸くかっとされているので剥がれにくいのでおすすめです。
16:30頃登山口に到着。
温泉で今日一日の疲れを癒そうと思い、登山口にある中房温泉に・・・
えっ・・・?
17:00まで・・・
事前に時間を調べていなかったので間に合いませんでした。
・・・残念。
でもご褒美アイスをGET。

北アルプスアイス、1個300円です。
ソフトクリーム味とミルク味を買いました。
ミルク味の方が濃厚で美味しかったです。
アイスを食べながら近くの温泉をググります。
第一駐車場から30分くらいのところに「山のたこ平」という日帰り入浴施設を発見。
そこで、疲れと汗を流します。
さっぱりして、安曇野ICに向かっていると一際大きな山容が。
常念岳!
次回のターゲット、ロックオン!
まとめ
急登なのでオーバーペースには注意が必要です。
距離が長く疲労も蓄積するので余裕を持った計画が必要だなと思いました。
北アルプス入門の山と紹介されていますが、北アルプス三大急登は甘くみてはいけないと改めて思いました。
北アルプス入門は唐松岳もおすすめです。