7月上旬
木曽駒ケ岳&宝剣岳 7月 テント泊二日目
昨日から夏山シーズン初のテント泊で木曽駒ケ岳まで来ています。
久々の緑の木曽駒ケ岳でのんびり過ごし、宝剣山荘のスタッフさんにも全員お会いできました。
今日は宝剣山荘側~宝剣岳~極楽平のピストンで、そこそこの時間を集中して岩歩きのトレーニングをしたいと思います。
6:00起床
3:30頃から周りのテントは起きだしていたようで、静かに何か準備をしているようでした。
きっと木曽駒ケ岳山頂からご来光を見るのかな?
木曽駒ケ岳のご来光
山のインスタント焼きそばのコツ
朝食は、最近発売されたインスタントカップ焼きそば『モッチッチ』をいただきます。
山でカップ焼きそばを作るときのコツはただ一つ!
お湯を残し気味にすべし!
そうしないと麺がくっついて食べにくくなってしまいます(笑)
あ、それか環境への配慮云々は、諸説ありますが、湯切りしたお湯はそのままスープにします。
今日はたまごスープ。
モッチッチのお味の方は・・・
普通の美味しさです。
きっと標高による沸点の違いなのかな?
下界で食べるとまた違うのかもしれません。
必殺の「のりたま」をトッピング!
さぁ、支度をしたら宝剣岳へ、いざゆかん!
宝剣山荘脇から登ります。
宝剣岳 登山道の様子
宝剣山荘から宝剣岳
以前の記事はこちら↓
まずは宝剣山荘脇から
厳かな雰囲気の岩の殿堂がどんどん近づいてきます。
傾斜もだんだん急に。
標高をぐんぐん稼ぎます。
ホールドがたくさんありますので、登りやすい。
例のトラバースの鎖場。
岩も乾いているので安心ですが、落ちたら死にます。
山頂付近はかなり狭いです。
ここでお弁当を食べるなんて無理ですね。
よし!登頂です。
でもこの先っちょの岩、一体どうやってよじ登るんでしょうね?
誰か手足の短い私にも登れる方法を教えてください。
プッシュでむりやり登って、お腹を擦りながら降りるしかないのでしょうか?
宝剣岳山頂~極楽平 下り
さぁ、混雑する前に極楽平方面に向かいます。
道はどんどんハードになってきます。
全部が核心ぐらいに思っていかないと、油断すると魔が差したときに事故ってしまいます。
こんなところは右手はパーミングで、肘まで全体を岩に擦りつけてホールディングしますので、腕時計が傷だらけに(泣)
外しておけばよかった(悔)
岩のトンネルを抜けて。
慎重に下ります。
三ノ沢分岐が見えてきました。
もうちょい。集中!
山頂から約30分で三ノ沢分岐です。
裏からみた宝剣岳。
ここから10分程、牧歌的な稜線を行くと極楽平です。
極楽平~宝剣岳 登り
さあ、来たみちを戻ります。
油断しないように慎重に行きます。
鎖が助かります。
例の舞台に、恐る恐る・・・
ここまで来ればあと少し。
ただいま~。
まとめ
なかなか宝剣山荘~宝剣岳~極楽平を往復することはありませんが、往路と復路で登り方が変わるので、なかなか良いトレーニングになりました。
恐怖心があまり無くなっていましたので、今まで以上に油断しないように注意しなければと思いました。
前回来たときは、ガスと小雨で岩も鎖も濡れていましたが、今回は滑ることもなく、慎重に三点確保を守って行けば、問題ありませんでした。
ふと気を抜いた瞬間が1番怖いですね。
このルートをテント泊装備で登るのはちょっと難しいかもしれません。
体幹が相当ブレないように鍛えないと、バランスを崩しやすいし、私はお尻を付いて下ることがあるので、そうするとザックの底面がひっかかってしまうので、もっと練習が必要ですね。
YouTubeにもアップしました↓
番外編
ブヨの恐怖
実は行動中にブヨに噛まれてしまいました。
岩場ではなかなか処置もできなかったので、宝剣山荘まで戻ってきてからポイズンリムーバーを使ってみましたが、時すでに遅し(泣)
腕にどら焼きを乗せているように腫れてしまいました。
普段はここまで腫れないのに。
ムヒアルファEXを塗ります。
その後しらび平のバス停で隣にいたお姉さんが見かねて、持っていた保冷剤をくれました。
お姉さん、ありがとうございました。
八丁坂の残雪の状態
名残惜しいですがテントを撤収し下山です。
誰もいないテン場は、ぽつーんという感じで、「あ、ここは山だったんだ」と改めて思います。
日曜なので、日帰りで木曽駒にアタックする人がほとんどで、みんなここの前を通り過ぎていきます。
中岳へ登る途中からふと見ると、頂上山荘のお兄さんが中岳の巻き道を歩いています。
背負子には大量の荷物が!
すたすたと普通に歩いています。
凄い!
巻道はちょっと危険なルートになります。
宝剣山荘にご挨拶すると、支配人さんと力持ちのお兄さんコンビが巨大なコンテナバッグを動かしています。
凄い!重機がなくても、ここのスタッフさん達はなんでもできちゃうんですね。
お姉さんも昨日に引き続きフル稼働です。
何度も宝剣山荘越しの景色を振り返りながら下山します。
今日もたくさんの人が登ってきます。
登山道は雪が半端に残っているので、ポールを使いました。
ちびっこもガンバ!
やっぱり木曽駒は何度来ても素敵なところですね。
おいでなんしょ、木曽駒ケ岳&宝剣山荘!