登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

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蓼科山[たてしなやま] 登山 おすすめルートとポイント3つ

蓼科山 日帰り登山

今年の梅雨は長く、ほとんど毎日雨が降っていました。

おまけに海の日の連休は台風が直撃しました。

8月に入り、やっと午前中のみ晴れる休日となりましたので、天候が悪化する前に短時間で下山できる蓼科山に行ってきました。

 

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蓼科山の概要

蓼科山は「たてしなやま」と読むのが正しいようです。

八ヶ岳のいちばん北の端に位置し、諏訪富士とも言われるそのコニーデ型の山容は、信州きっての名山で、日本100名山に数えられています。

標高は2,531メートルで、車でのアクセスも良好なため、日帰り・短時間で登頂することが可能です。

 

蓼科山へのアクセス

今回は一番メジャーな七合目登山口から登ります。車でのアクセスは、中央道なら諏訪インター、上信越道は佐久南インターから、それぞれ1時間ちょっとです。

 

今回利用する駐車場は七合目登山口のすぐそばにあり、駐車台数は100台と、蓼科山の各登山口の駐車場の中では一番大きな駐車場です。

 

蓼科山の登山口

蓼科山の主な登山ルートは、歩行時間の短い順に紹介すると

①七合目登山口ルート(約2時間)

②大河原峠ルート(約2時間10分)

③蓼科山登山口ルート(約3時間)

④北八ヶ岳ロープウェイから北横岳縦走ルート(約7時間)

 

と、バリエーションに富んだルートがありますので、トレーニング登山としても、体力に合わせたコースを選べるのでおすすめです。

 

今回は一番コースタイムの短い七合目登山口から登ります。

 

蓼科山七合目からのコースタイム

山と高原地図のコースタイムは、
登山口→馬返し0:20
馬返し→将軍平(蓼科山荘)1:10
将軍平→山頂0:40
山頂→将軍平0:30
将軍平→馬返し0:50
馬返し→登山口0:15
 
参考までに今回の私のコースタイムは
登山口→将軍平1:10
将軍平→山頂0:30
山頂→将軍平0:20
将軍平→登山口0:50
※休憩含まず
 
 

 

蓼科山 七合目登山口からのルート 詳細

 

<駐車場>

朝7時30分、砂利をゴリゴリ鳴らしながら、車を七合目登山口駐車場に滑り込ませます。

この時点で半分程埋まっていました。

ちょっと登ったところの、登山口の真ん前はすぐに埋まってしまいますので、駐められたらラッキーです。

 

<登山口>

ここから十数メートル、道路を上がったところが登山口です。

途中に公衆トイレがありますのでここで済ませます。

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鳥居が登山口の目印。

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登山届はここのポストに提出します。

 

蓼科山、いざゆかん!

 

序盤は、熊笹とコケの樹林帯を進みます。

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栂やシラビソに囲まれた、北八ヶ岳ならではの明るい森を行きます。

 

時間に余裕があるので、ゆっくり歩くと、いろいろな発見があります。

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苔の絨毯を切り開くように進む、緩やかで歩きやすい登山道。

野鳥の声が吸い込まれるほど静かな森を進みます。

 

少し傾斜が出てきました。

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河原のような石が転がった登山道に。

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 ここは、悪天候時など、視界の悪いときは間違って真っすぐ涸れ沢を登らないように注意が必要ですね。

 気がつけば馬返しを通り過ぎてしまい、いったい何処だったのか?

 

<天狗の露地>

「天狗の露地」と書かれた看板に誘われ、少し寄り道してみます。

 

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 1分もかからず到着。

この、岩がゴツゴツして開けているところが、天狗の露地。

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展望が最高です。 

眼下には女神湖とその奥に霞む山々が。

心地よい風が身体の熱気をさらっていきます。

 

元の登山道に戻ってさらに進みます。

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さらに傾斜が増し、岩が増えてきました。

倒木がたくさん。

 砂利道は、ズルズルと後ろに足が戻ってしまうので、結構疲れます。

そして何より汗!

プロレスのように、顔の汗が動きに合わせて飛沫きます。

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 <将軍平・蓼科山荘>

将軍平に到着です。

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大河原峠との合流地点。

可愛い作りの蓼科山荘です。

お土産や、なにやら美味しそうなものが見えますが、下山時にゆっくり立ち寄ることにします。

 

 

ここからは大きな岩のゴロゴロした道に変わります。

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しかもなかなかの急登。

 

樹々はダケカンバがメインになってきました。

積雪期にしか登ったことがなかったので、こんなに岩だらけだったことにびっくりです。

手を使ってよじ登る箇所もあり、岩登り気分で、とても楽しく進めます。

 

鎖場もありますが、掴まなくても問題ありません。

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振り返ると蓼科山荘と緑の山々が。

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樹林帯を越えると、涼しい風が顔の熱気と汗をさらってくれます。

気持ちいい♪

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お花もチラホラ見かけます。

シャクナゲかな?

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これは何だろう?

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もうちょい。

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蓼科山頂ヒュッテ。

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お土産も種類がたくさんあります。

 

このすぐ先に山頂が。

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火山岩がゴロゴロ。

 

編笠山をさらに広くしたような雰囲気です。

岩をぴょんぴょんと飛び越えなが進み、三角点に。

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看板を見ると、ちょうど中央に位置するのが蓼科神社のようです。

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登山の安全をお参りします。

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時間はたっぷりあるので、ここで昼食にします。

独立峰ならではの爆風もなく、今日は穏やか。

他のお客さんも、思い思いに幸せな時間をのんびり過ごしています。

 

360°に流れるモコモコとした雲。

太陽も出たり隠れたり。

その陰が広い山頂に不思議な模様を作ります。

トンボの大群も、小魚の群れのように、風の中を気持ちよさそうに泳いでいます。

 

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気がつけば一時間以上山頂でのんびりしていました。

 遠くに積雲が発達しているのが見えます。

今日は午後から雷雨の予報。

名残惜しいですが、下山します。

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蓼科頂上ヒュッテ。

可愛いデザインのお土産がたくさん。

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ここからは、大きな岩を降りるので、難儀している人もいます。

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抜かせてもらいながら、進みます。

 

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基本的に足の裏をベタ付けにして、靴のフリクションだけで滑らず降りられますが、薄っすら青みかかっている岩は滑るので、要注意です。

岩の多い箇所は、土踏まずで立つ場面も多いので、ソールの堅い靴で正解でした。

 

あっという間に将軍平です。

 

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外のテントに陳列されたお土産。

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山荘の看板と同じロゴの手ぬぐいは、デザインがカッコいい&かわいい。

とくに『蓼科山荘』の『山』の部分♪

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記念に購入しました。

 

Tシャツも普段使いできそうなものが多く、キノコをモチーフにしたものや、

個人的に気になったのは、パイプをくゆらす熊の絵のヤツ。

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そして、小屋のお兄さんおすすめのアイスクリーム!

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バニラ、フローズンヨーグルト、抹茶、イチゴ。

全部食べたいですが、雷がゴロゴロする前に、お腹がゴロゴロしそうなので、ヨーグルトをチョイスしました。

 

お味の方は・・・めちゃくちゃ美味しい!!!

それもそのはず、麓の長門牧場で作っているそうです。

山の上ならなんでも美味しく感じますが、そのレベルを超えています。

 

さて、さらに雲行きが怪しくなりつつあるので、下山します。

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ここからは、石がガラガラと動くような箇所が多いです。

ポールがあると便利だったかもしれません。

 

雷鳴が聞こえるので、トレラン並みにガンガン進みます。

傾斜が緩やかになってきたら、あっという間に登山口です。

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駐車場で車に乗り込んだところで、ギリギリセーフで雷雨となりました。

 

蓼科山 登山のポイント3つ

今回のコースは短時間でしたが、樹林帯~岩場まで楽しめるのでおすすめです。

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もっと少し長いルートならこちらもおすすめです↓

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<ポイントその1:歩き方>

小学生でも登れる山ですが、後半は急登の岩場です。

ということは下山も急傾斜。

 

山頂~将軍平の岩場は、下山時に恐怖心が出る人が多いようです。

靴のソールを信じて、べったり足の裏全体を付けて、腰を落として小股で進むと安心です。

 

<ポイントその2:装備>

色々なサイトや本で「初心者向け」紹介されているためか、他の山同様、手ぶら、普段着で登っている方を見かけました。雨が降って濡れたら、スニーカーでは滑りますし、綿の服は濡れてどんどん体温を奪います。夏山でも低体温症になることもあるので、最低限の装備は必要です。

 

<ポイントその3:天候と時間>

短時間コースの気軽さのためか、私が駐車場に着いた頃登り始める人もいました。

声かけすると、小屋泊でもなく、日帰りとのことでした。

遠方から来たので、どうしても登りたいそうです。

天気予報を伝えましたが、そのまま登っていってしまいました。

山の雷は、それはそれは怖くて、腰が抜けて歩けなくなる程です。

夏の午後は積乱雲が発生しやすいので、短時間の山でも、15時には行動終了できるような計画が良いと思うのですが・・・。

 

まとめ

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 距離は短くても、変化に富んだ面白い山行でした。

初心者の方はもちろん、シーズン幕明けの身体慣らしにも丁度良い山だと

思います。

蓼科山荘は宿泊もできるので、贅沢に山で過ごして、星空を見るのも良いかもしれません。

森の中を歩くのが好きな方は、北横岳から双子池を経由して縦走するのもおすすめ

です。

 

蓼科山、また来るよ~♪

 

 残雪期もおすすめです↓

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