山で作ろう!ベトナム伝統スイーツ「チェー」
登山では、装備を軽くすることが基本ですが、山での食事が楽しみという人も多いと思います。
軽量で常温保存ができて、日持ちのする食材という制限もありますが、今回紹介するチェーというスイーツは、ストーブ1つで簡単にできるので、日帰りや一泊のテント泊登山では、本当におすすめの絶品スイーツです。
チェー[CHE]というのは、ココナッツミルクをベースにしたスイーツで、日本のぜんざいやお汁粉のようなものです。
冷やしても、温めても美味しくて、お餅やさつま芋が入っているので腹持ちも良くて、ココナッツミルクに豊富に含まれるカリウムがむくみも解消してくれるので、「山でスイーツを作るのも結構良いな」と思ったきっかけになったレシピです。
・チェー[CHE]の材料
・タピオカ入りココナッツミルク
まずは、タピオカ入りココナッツミルクです。
これはコンビニやスーパーで売っていますが、普通のタピオカは、茹でて戻すのが大変なので、すでに調理済みで、ココナッツミルクと一緒になっているコレは便利です。
ただし要冷蔵なので、夏山では保冷剤と一緒にアルミバッグに入れて持って行きます。逆に、冬は痛む心配もないですし、温めて食べてもとても美味しいです。
・お餅
それからお餅を使いますが、山では少ない水で、短時間で作りたいので、小さめのお餅が便利です。
時間に余裕がある山行では、白玉粉と水をジップロックに入れて揉んで作っても良いと思います。
・さつま芋の甘露煮
真空パックの「さつま芋の甘露煮」です。
これもスーパーで売っていますので、チェックしてみてください。
とっても甘くて、山で不足しがちな食物繊維もたっぷりです。
・ドライフルーツ
トッピングには、ドライマンゴーをよく使いますが、私は色々なフルーツが入っている方が好きなので、ミックスされたドライフルーツを使います。
フルーツをたくさん入れられるので、ビタミン・ミネラルや食物繊維も摂れちゃいます。
・あんこ
そして、これがとっても優秀な、コメダ珈琲の「パキッテこしあん」という使い切りサイズのあんこです。
トーストにも使えるので、結構山に持って行くことが多いです。
冬に温めて食べる場合は、ジンジャーパウダーやシナモンパウダーを入れると、さらに美味しくなって体も温まります。
・作り方
・お餅を茹でる
山では水が貴重なので、お餅が半分浸かるくらいの、少量のお湯を沸かします。
沸騰したらお餅を入れます。
お餅が全部浸からないので、途中でひっくり返して、箸でつまんで茹で具合を確認します。
・盛り付け
火を使うのはこれだけで、あとは、盛り付けていきます。
器にタピオカココナッツを移して、さつま芋の甘露煮、お餅を入れます。
そして上にドライフルーツをトッピングします。
バナナをカットして添えたり、グラノーラや、ナッツ類をトッピングすることもあります。
最後にコメダ珈琲の「パキッテこしあん」を入れたら・・・
ベトナム伝統のスイーツ「チェー」の完成!
夏でも、冬でもストーブ一つでとっても簡単に作れます。
甘くてココナッツの風味にお餅が小腹を満たしてくれて、お好みのトッピングで色々アレンジできるのも魅力的ですね。
本当に美味しくてヘルシ―なので、是非試してみてください。
・作り方動画はこちら
ストーブ一つで、夏も冬も簡単!
是非、山コーヒーと一緒にどうぞ!