テントポール ショックコードの交換方法
テントポール(フレーム)のショックコードは使っているうちにどんどん伸びてしまいます。
伸びたままだと設営に時間がかかってしまいますので、定期的に交換が必要です。
私の愛用テントはアライテントのエアライズ3。
強風でも厳冬期でもびくともしない信頼できる相棒です。
・必要な道具・材料
<新しいショックコード>
山道具屋さんで売っています。
太さが分からない場合は、古いコードの切れ端を持って行くと良いと思います。
私のエアライズは3mmでした。
<ハサミ>
ショックコードを切るのに使います。
裁ちばさみを使うと、切れ味が悪くなってしまって、お母さんに怒られるので要注意です(笑)
<ペンチ>
ラジオペンチでもなんでもOK
端のエンドチップを外すのに使います。
固着していたり、手汗で滑るので必要です。
お父さんに借りると、「手伝ってやるよ」と気合の入りすぎたお父さんにポールを壊されるので弁償してもらいましょう。
おじいちゃんにペンチを借りたら・・・(もういいか)
<定規とかメジャー>
ショックコードを測ります。
<めがねクリップ>
ショックコードを固定するのに使います。
固定力の強いやつが良いと思います。
・交換手順
まずは、必要なゴムの長さを測ります。
ポールを全部繋げると邪魔なので、畳んだまま1本を測ります。
エアライズ3は約40cm
ただし、エアライズも1、2、3によって長さが違いますし。
年代によって(色が違う)も長さが違うので、実物を測ります。
ちなみにアライテントは、ポール単体で売っていますので、曲がってしまったり折れてしまっても購入可能です。
ポールは全部(片方)で11本ありました。
40cm×11本=440cmです。
実際は両端のエンドチップの着く2本はちょっと短いです。
必要なショックコードは諸説あります。
・全長より20cm程短く
・全長の7割
など。
ポール節の数や、ゴムのテンションによって違いますので、あくまで目安です。
エアライズ3の場合は、8割~9割が良さそうです。
だるんだるんに伸びて切れかかっています。
ダメだこりゃ。
エンドチップを取り外します。
頭をペンチで掴み、回します。
ネジと同じ反時計回りで外れます。
同じエアライズでも、年代によって差し込むだけのものもあります。
まずは回してみれば、どのタイプかわかると思います。
ポールに凹んだポッチがあればネジタイプです。
途中まで緩んだらあとは手で外します。
外れたらコードをハサミで切ります。
エンドチップは小さいので無くさないように注意しましょう。
我が家の秋田犬に見つかったら、きっとおもちゃだと勘違いしてどこかに持ち去るに違いない。
同じく反対側のエンドチップも取り外してコードを切ります。
古いコードを抜き取ったら、新しいコードをエンドチップに結び付けます。
結び方はハーフヒッチで。
結び付けたらコードをポールに通していきます。
あれ!?
どれが端のポールかわからない!!
となっても安心してください。
エンドチップを取り付けるポールは他の物より短いのですぐに判別できます。
右側2本が短い。
そして、エンドチップを取り付ける側には、先ほど紹介した
凹みがあります。
この凹みがエンドチップのネジに噛んで締まる構造のようです。
ショックコードの長さを調整してカットします。
先に長さを測った通り、ポールの全長の8割が約352cmでした。
元々のショックコードは5mでしたので、
500cm-352cm=148cmカットします。
コードを買う前に計算しておくべきでした。
余ったゴムはフライのテンションコードを交換するのに使おう。
148cmカットすると、切り位置がポールの中になってしまいますので、引っ張ってクリップで固定します。
固定したら、エンドチップを結び付けます。
位置が決まったら、カットして、切り口がほつれないように、ライターで炙って、軽く指でつまみます。
ヤケドしないように気を付けてくださいね。
最後に締めこんだら完成です!
・裏技とまとめ
裏技という程でもないのですが、2本あるポールのショックコードの色を変えると、設営が早いです。
2本まとめて束ねてあるので、設営時にどっちがどっちだかこんがらがって、ただでさえ疲れている設営時にイライラしないで済みます(苦笑)
YouTubeにも交換手順をアップしましたので参考にしてみてください。
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