登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

木曽駒登山教室に行ってきました

中央アルプス×好日山荘コラボ企画
『木曽駒ヶ岳登山教室』のレポート!

前回の前穂から、休日出勤と天候に恵まれず、全然山に行けていません(泣)
www.chillpaine.com



大好きな木曽駒ヶ岳の宝剣山荘も、11月中は特別営業で土日のみ開けていたのですが、やっと11月25日(土)に行けると思ったら、ドカ雪が降り、八丁坂は深いところで胸の高さまで積もっているそうで、一般登山者の安全を考え営業しないことになってしまいました。
確かに雪崩の危険と、ラッセル地獄を考えたら、私もちょっと怯みます(汗)

そんなこんなで宝剣山荘のホームページを見ていたら、中央アルプスと好日山荘のコラボ企画『木曽駒ヶ岳登山教室』に山荘のスタッフさんが来るとの情報が!
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宝剣山荘 | 宝剣山荘

東京で開催されるなんて、こりゃぁ、行くっかないっしょ!?
ということで、前日にギリギリで予約しました。


場所は池袋西口の好日山荘。

木曽駒登山教室、いざゆかん!

土曜ならではの渋滞にハマったり、車内で柿ピーが乱舞するなど、珍道中は、パートナーとの間に不信感をはぐくみました(笑)
なんとか開始ギリギリの11時20分に好日山荘へ。
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入ってすぐに、木曽駒のPRコーナーがあり、支配人さんの姿が!
嬉しくてつい大声で呼んでしまいましたが、一緒にいらっしゃっていた宮田観光開発の取締役統括部長さんともお会いすることができました。

支配人さんに案内して頂き二階の会場へ。

すでに満席で盛況でした。

いろいろな資料が配布されます。
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ワクワク♪

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千畳敷観光について

まずは、駒ヶ岳ロープウェーでおなじみ、中央アルプス観光の方から、ロープウェーや周辺観光のお話が。
パワーポイントを使っての説明で、ワクワクします。
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ロープウェーの高低差をスカイツリーとエッフェル塔を足して比較した画像を作っていて、会場が笑いに包まれました♪

菅の台バスセンター駐車場の案内や、ホテル千畳敷の案内など、盛りだくさんの内容。

ロープウェーのお得なチケット情報もあり、初めて木曽駒ヶ岳に訪れる人には有益なお話でした。
スライドの写真も、カモシカなどの動物や、綺麗な風景など、「あぁ~、早く行きたい!」とウズウズするものばかり。

印象的だったのは、中央アルプスは北ア、南アに比べ、麓までの距離が短いということ。
つまり、それだけ急峻な山だということでした。
確かに滝も多いし、何回登っても八丁坂は楽に登れたことがありません。
また、千畳敷でオコジョに会えることもあるそうで、今後の楽しみになりました。
また「早太郎温泉」の「早太郎」が犬だったことをはじめて知りました。

丁度12時でしたので、ソースカツ丼の写真にお腹が鳴ります(恥)

木曽駒登山について

後半はいよいよ我らが宝剣山荘の支配人さんの登場です!
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お客さんも本物の山屋を前に、気が引き締まっているようです。
日頃はお忙しいので、なかなかゆっくりお話を聞けないので、とても楽しみです。

遭対協について

―――まずは、遭対協としての立場からのお話。
遭難防止の啓発活動や、救助、収容など、多岐に渡る活動内容が、全て登山者の安全のためのものであることを実感しました。
中でも「収容」という言葉に身が引き締まり、私ももっとしっかり登らなければと思いました。

雪山登山の装備

次は、雪山登山の装備について。
アイゼンは12本爪。
ピッケルも必携。
ヘルメットの着用を推奨。
ビーコン、ゾンデ棒、スコップなども必要とのことでした。

スライドに出てきた雪崩の写真は、宝剣直下から八丁坂まで大きなデブリがあり、ここを通過している最中だったらと思うと、ゾッとしました。
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「これが現実なんだ」と思うと同時に、弱層テストの仕方や、ビーコンの使い方をもっともっと練習しようと思いました。

それでも、やっぱり雪に覆われた木曽駒一帯の写真は美しくて、顔に刺さるような爆風や、誰も踏んでいない雪面、その先の絶景を思い出し、ニヤニヤしてしまいます。
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木曽駒ケ岳の植物たち

その後は、四季折々の植物の紹介。

コマウスユキソウはやっぱり可愛いし、あんな荒涼としたところに咲くコマクサの気品の内に秘めた強さにも、いつも元気をもらっているなぁ。
あぁ、夏山もいいなぁ♪
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珍しい夜景

また、10月には、条件が整うと名古屋の夜景が見られるそうで、その写真はとても幻想的でした。

学校登山

新田次郎の山岳小説『聖職者の碑』は木曽駒ケ岳の中学校登山が題材となっています。
現在でも行われている中学校登山は、この事故の慰霊の意味もあるそうです。
日本屈指の山岳県、長野県ならではの伝統的な学校行事が、この学校登山です。
単純に「羨ましいなぁ」なんて思っていましたが、支配人さんの話をお聞きして、「教育」としての意義があることがわかりました。
私も中学校の遠足では八ヶ岳(硫黄だったかな?)に登った思い出があります。
気圧の変化でぱんぱんに膨らんだ菓子袋に目を見張る。
沢の水が冷たくて美味しい。
夏なのに寒くて鼻水が出る。
夜は眼下に街の明かり・・・。
その感動が今でも登山を続けているきっかけかもしれません。

最近ではモンスターペアレントなんて言葉もあり、引率の先生方には大変な負担があるのでしょう。
それでも続けているのは、教育の効果が大きいからではないでしょうか。

山で子供達とすれ違うと、みんな「こんにちは」、「ありがとう」、「頑張ってください」と気持ちのいいやりとりができます。
そんな姿を見ると、大人も頑張らなきゃ、とあらためて考えます。

さらに山を「地球環境」と換言するならばわかりやすいと思います。極論ですが、健康な地球がなければ人間は存在できません。
そうするために何をすべきか?子供のときから自然にふれあい、その恩恵に感謝する教育が大切なんだと思いました。
学力を上げるだけなら塾でも出来る。学校ならではの「学び」ってこういうことなんだな・・・。
214万の長野県民はその手段と覚悟を持っているようです。
信州人としての哲学があるように感じました。
余談ですが、長野県の学校の9割は校歌に「山」という文字が入っているそうです。

学校登山を心配する親御さん、責任を感じる先生方もいらっしゃるでしょう。それでも宝剣山荘のスタッフさんたちや、遭対協のみなさんがいるから続けられる行事なんでしょうね。

木曽駒以外の山

三ノ沢に、檜尾岳、その先の空木岳のスライド写真も紹介されました。
主峰、木曽駒はもちろん、中央アルプスには魅力的な山がたくさんあります。
北アとも南アともまた違った、中央アルプス独特の、遠く遠くに伸びる稜線を歩いてみたいなと思いました。

お楽しみ抽選会

終了後は素敵な木曽駒グッズが当たる抽選会。
私は宝剣山荘Tシャツを狙っていましたが・・・・・
結果は駒ケ岳ロープウェーキーホルダーでした!
ロープウェーに並んでいるときいつも気になっていたのでラッキー♪
ロープウェーは「木蓮」号と「宝剣」号があって、今回当たったのは木蓮号!
(かなりマニアックな情報ですみません)
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まとめ

毎月木曽駒に登っている私でも、まだまだ知らない魅力がたくさんでした。
宝剣山荘のスタッフさんは、遭対協の隊員さんもいますし、スタッフ全員で、怪我や病気に対応できる学習会もしているそうです。
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「―――熱中症でもなんでも、心配なときは、気軽に声をかけてください」という支配人さんの言葉が印象的でした。
私ももっと頑張らなきゃ。

おいでなんしょ!宝剣山荘!

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