登山女子のぽんこつ日記~はじめての登山やコース、装備など~

登山のこと、山道具のこと、いろいろ紹介します。

パタゴニア

御嶽山 日帰りは三ノ池周遊ルートで決まり!【天空の登拝道で祈りにふれる】

秋の御嶽山 日帰り登山 三ノ池周遊コース

 

10月初旬

今回は日帰りで御嶽山に登ってきました。

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御嶽山の概要

御嶽山は、噴火によって荒々しい姿に変化した剣ヶ峰山頂部が印象的です。

 

日本百名山にも選ばれている御嶽山は、一つの独立峰では日本最大の山域で、

最高峰の剣ヶ峰(3076m)を始め、摩利支天山(2959m)、継子岳(2859m)、マルマヤ天(2897m)などの峰々が外輪山を形成しています。

 

信仰の山としても有名で、登山道沿いには数々の石碑や石仏が立ち並び、山頂には御嶽教のお社が祭られています。

 

2014年の噴火により入山規制となっていましたが、徐々に解除され、期間とルートを限定し剣ヶ峰まで登ることができるようになりました。

山小屋も先の見えない中、営業を再開し、多くの登山者が戻ってきました。

 

御嶽山のおすすめルート

今回は、御嶽ロープウェイを使い、黒沢口登山道から剣ヶ峰を目指し、二の池ヒュッテ、三ノ池を経由し、三ノ池道から下山する周遊ルートを行きます。

 

山行計画(コースタイム)

飯森高原駅→七合目行場山荘 10分

七合目行場山荘→八合目女人堂 1時間

八合目女人堂→九合目覚明堂 1時間10分

九合目覚明堂→二ノ池分岐十字路 10分

二ノ池分岐十字路→剣ヶ峰 20分

剣ヶ峰→二ノ池ヒュッテ 30分

二ノ池ヒュッテ→三ノ池避難小屋 45分

三ノ池避難小屋→八合目女人堂 1時間10分

八合目女人堂→飯森高原駅 40分

 

御嶽ロープウェイについて

御嶽ロープウェイ

運行時間   ※( )内は下り最終時間
●6/26~7/21は8:30~16:15(16:30)
●7/22~9/26間の土休日 7:00~16:15(16:30)
●7/26~10/12間の平日8:30~16:15(16:30)
●10/2~10/10間の土休日 6:00~16:15(16:30)
●10/13~10/31は8:30~16:00(16:15)
●11/1~11/7は8:30~16:00(16:15)

 

料金:大人往復2600円

 

最新の情報は公式HPをご覧ください↓

asumo-g.co.jp

ルートの様子

黒沢口登山道で剣ヶ峰へ

 

御嶽ロープウェイのゴンドラを山頂駅の「飯森高原」で降ります。

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飯森高原駅

身支度を整え、整備された遊歩道を10分ほど登ると、七合目行場山荘です。

ここの名物、「ちからもち」はやわらかくて本当に美味しいので下山時に立ち寄ることにしよう!

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行場山荘



針葉樹の中の登りがしばらく続きます。

針葉樹から広葉樹林帯に変わったあたりから、背の高い笹が生い茂ります。

 

行場山荘から一時間ほど登ると「八合目女人堂」に到着しました。

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女人堂



この「女人堂」の名前の由来は、室町時代から始まった精進潔斎のひとつ、「女精進」からきていて、女性登拝者達が、40日間の精進を経て、八合目の金剛童子まで登ることができたそうです。このことから、八合目の休憩小屋を「女人堂」と呼ぶようになったそうです。

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女人堂の裏は、三ノ池方面に向かう「三ノ池道」。ここは下山時に使います。

 

女人堂から進んで、すぐの霊神碑が立ち並ぶ阿波ヶ嶽。

このあたりが森林限界で、展望が開けます。

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オンタデが群生する中をザレた登山道が伸びています。

金剛童子から先は、風を避けるものがないので、ここで対策。

その先50mの「黒岩」のところは唯一の風避けポイントです。

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神霊光清の脇を通り抜けると、岩が大きくなってきます。

もうちょいで石室山荘。

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石室山荘は、登山道が建物の中を通過している珍しい山荘です。

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石室山荘

※山荘の下で分岐するルートもあります。

 

石室山荘からちょっと登ると、「九合目覚明堂」

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覚明堂



覚明堂は、尾張の行者、覚明が、江戸時代に禁止だった、御嶽山への登山を、麓の住民とともに解放に向かわせ、黒沢口登山道を整備した功績をたたえたものです。

覚明は愛知県出身だったため、黒沢口登山道には名古屋周辺の偉い人たちを祀った霊人碑が五千基くらいあるそうです。

 

注意!!

ここから先は、ヘルメットを装着。

あるいは、いつでもすぐに装着できるように注意が必要です。

 

 

二ノ池の分岐から、灰が被った二ノ池の姿が見えます。

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その向こうにちょこんと見えるのが二ノ池本館。

 

分岐から数分登ると、山頂直下。

整備されたシェルターが並びます。

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御嶽山は行動時間は短いですが、登りの間はずっと登り続けます。

おまけにスタートの標高が高いので、さすがに息があがってきました。

 

最後は、この階段です。

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「整備されていてラッキー♪」なんて考えは数段登ると打ち砕かれます。

旧家のような斜度の階段!

一歩でも休んだら、もう二度と動けない。

一気に上り詰めます。

 

登りきると、標高3067m、剣ヶ峰です。

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剣ヶ峰



山頂からは、灰に包まれた一ノ池、二ノ池、二ノ池本館と二の池ヒュッテ。

その遠景に摩利支天山、継子岳、マルマヤ天が見えます。

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山頂は、お弁当を広げて食べるようなスペースはないので(他の方の迷惑になるので)

写真撮影をしたら、すぐに下山します。

 

二の池ヒュッテ

今度は二の池ヒュッテに向かい、三ノ池を経由して下山します。

 

二の池ヒュッテへの分岐を曲がると、灰に埋まった二ノ池の横を通りすぎます。

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まるで砂浜のような灰の上を歩いていると異世界のようです。

 

二ノ池本館の脇を過ぎて、ヒュッテへ。

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かわいい看板の「←すぐそこ」。

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山での「すぐそこ」とか「もうちょっと」は基本的に信用できませんが(笑)、

この看板はかわいいので信用しよう!

 

すると本当に数分で二の池ヒュッテに到着しました。

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二の池ヒュッテ



二の池ヒュッテで働いているお友達(憧れの先輩山屋、宝剣山荘のお姉さん)と久しぶりの再会♪

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二の池ヒュッテの名物は担々麺と鍋焼きうどん。

それから、自家製の梅ジュース!

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山で氷が入った飲み物が飲めるなんて最高過ぎます。

他にも、女性オーナーさんの小屋らしい、おしゃれなデザインの手ぬぐいやTシャツも売っています。

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ヒュッテが位置するこの場所は、御嶽山の中でも、日の出から日の入りまで見ることができ、正面には賽の河原の向こうに、摩利支天山、マルマヤ天が鎮座する最高のロケーションです。

お姉さんとの話に花が咲き、とても名残惜しいですが、次のルートに進みます。

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三ノ池周回ルートで下山

ヒュッテから賽の河原を進み、三ノ池乗越へ。

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賽の河原はだだっ広いので、ガスが濃いときは迷わないように要注意です。

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こちらに来ると登山者は少ないので、のんびりした気持ちで歩くことができます。

 

三ノ池乗越

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三ノ池乗越は、三ノ池が見下ろせるフォトジェニックなビューポイントです。

エメラルドグリーンの神秘的な火山湖が目に飛び込んできます。

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ここから、三ノ池までの下りは、ザレている急坂なので、注意しながら進みます。

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今日だけ期間限定で開通するルートなので、浮石などにも注意して進みます。

 

特に危険個所もなく整備の行き届いた黒沢口登山道に比べ、岩が大きかったり、変化に富んでいるので、歩いていて楽しくなるルートです。

 

三ノ池避難小屋からは、女人堂まで三ノ池道を下ります。

 

沢筋を下るので落石に注意が必要です。

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長い下りは、ブーツの中で足がずれてくるので、爪先に痛みを感じてきました。

面倒ですが、紐を結びなおし、さらに進むと、木道が現れました。

崖沿いに整備された木道は高度感があり、所々痛んでいますが、歩いてみると安定しています。

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沢が現れました。

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汗だくですが、やっぱりもう秋。

水の冷たさも、夏とは違って感じます。

顔を洗いさっぱりしたら、先に進みます。

 

登山道の先を見ると、登りになっていますが、勾配は緩いのでそれほど辛くありません。

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女人堂に到着です。

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売店の炭酸飲料に誘惑されますが、この先の行場山荘でのお楽しみがありますので、先へ。

 

行場山荘

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そして、お目当ての「ちからもち」

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やわらかくて、本当に美味しい!

「あんこ」と「きなこ」があるのですが、「きなこ」がオススメです。

 

まとめ

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御嶽山は、難易度は低く、ロープウェイを利用すれば日帰りも十分可能な3000m峰ですが、登りはずーっと登り、下りはずーっと下りなので、疲労が蓄積します。行動時間は短いですが、剣ヶ峰のほかのピークも踏む場合は、健脚向きと言えます。

注意することは、ヘルメットの着用です。活火山であることを忘れずに、事前の情報収集と、しっかりした装備が必要です。

 

今も続く山岳信仰の歴史・・・木曽の人たちが大切にしてきた「お山」を、色々なところで感じ、噴火災害からの復興を支える人々の想いを感じながら登ることができました。

登山道に立ち並ぶ石碑群に、上部はエメラルドグリーンに輝く、神秘的な火山湖。

泊りの山行でも、二ノ池周辺には素敵な営業小屋が、素晴らしいロケーションと暖かな雰囲気で出迎えてくれます。

雄大なスケールの中で過ごす時間は、登山者に忘れられない感動を与えてくれます。

 

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よろしければ動画でもさらに詳しく紹介しています♪

 

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